人と人とのコミュニケーションにおいて、あなたがたの多くは、自分の本当の気持ちを隠すために、知性を使っています。
自分の中になにか隠しておきたい感情があり、それが明るみに出るのを恐れています。
それが表にでると、他の人とのバランスが崩れるため人間関係がうまくいかなくなると思い込んでいるのです。

何かを取り繕うために、自分と他人との間の摩擦がなるべく少なくなるようにと、知性を使ってコミュニケーションを取っていく。

しかし、そのように知性を使ってふるまったとしても、そこにおいて人に伝わっていくものは、なるべく誤解がないように、当たり障りがないように、本当の気持ちは隠しておこうとする気持ちです。

どのような言葉を使おうが、どのように体よく振舞おうが、人は、その人の持つ波動、エネルギーを自動的に読み取っていきます。
隠そうとすることで、隠そうとするエネルギーが伝わってしまうのです。

コミュニケーションにおいて大切なことは、あなたの心、気持ちはどうなのかということを、正直に伝えようとすることです。

言葉がつたなくても、文法が間違っていても、たとえ単語が違っていたとしても構いません。

正直に、オープンに、心を伝えようとするエネルギー、それが相手に伝わると、そこに共感のエネルギー場が生まれます。

そのエネルギー場ができあがれば、あなたの伝えたいことのほとんどは、相手にしっかりと受けとられます。
言葉の数や言葉の量ではなく、その波動が伝わっていきます。

心の声をいかに相手に伝えるか、そこに知性を使ってください。