闇は、沈黙する。
　
闇は、あなたに何も語らない。
闇は、あなたに寄り添い、あなたを包みこむ。
　
闇は、あなたを怯えさせたいのではない。
あなたに寄り添っているのだ。
　

あなたが落ち込んだとき、疲れたとき、
否定的な想いに支配されたとき、
辛いとき、悲しいとき、
　
闇は、あなたのそばに寄り添う。
　
ただ何も言わずに。
　

それは、
闇を恐怖するものにとっては、
さらなる孤独をあたえることになるのかもしれない。
　
しかし、闇を友とするものにとっては、
闇は、とても強力な味方になる。
　

闇は、あなたを静かに守る。
静かに、心の奥にある悲しみに優しくふれる。
　
心の奥にある怒りに、慈愛を注ぎ込む。
　

吸収する光、それが闇だ。
　
闇はあなたの悲しみを、苦しみを、
包み込み、吸収する。
　
怒りを、孤独を、
包み込み、吸収する。
　

人間には、光と闇の両方が与えられた。
　
それは本当に良いことである、
全てを味方にするものにとっては。
　

闇が吸収したものは、光によって放射される。
　
悲しみは、喜びとして放射される。
　
苦しみは、楽しみとして放射される。
　

だから、闇と光はとても仲がいい。
　
二人で一つだ。
　

どちらかを遠ざけるならば、もう片方も遠のいてしまう。
　
どちらかを味方にし近づけるならば、もう片方も近づいてくる。
　

闇も、光も、愛であることを忘れないように。
　
あなたは、いついかなる時も愛されている。
　
ゆるされている。
　

もりも

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僕は、闇のもつ優しさが好きです。
　　
闇と光の境目にいる存在の優しさを
とても良く知ってるから。
　
彼女は、人間の抱えるいろんな闇を、

とても深い愛で受けとめてくれます。
　
彼女がそういう性質の女神じゃなかったら、
僕は、闇のなかにある愛に、気づけなかったかも。

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